削除してしまった AWS アカウントの再開方法
前提
一度削除(閉鎖)してしまった AWS アカウントを再開することは、通常ないはずです。
しかし、今回のっぴきならない事情で、削除してしまったアカウントを再開させる必要がありました。
同じ状況になられている方は、慌てていらっしゃる状況が想定されますので、参考になれる様にスクリーンショット多めでまとめました。
対応方法
AWS アカウントを再開させるまでの手順は、以下 re:Post の記事を参考にします。
こちらにしたがい、アカウントの再開依頼をサポートケースへ申し込んでみます。
1. 再開させたいアカウントのルートユーザーへサインイン
再開させるのは AWS アカウント ですので、ルートユーザーでサインインします。
ルートユーザーですので、取り扱いには注意してください。
※本件とは直接関係ありませんが、サインインにて MFA が有効化されていなかった場合は、
アカウント再開後、ベストプラクティス にしたがい MFA を設定しましょう。
サインイン後は、マネジメントコンソールの Top 画面ではなく、以下の画面に遷移します。
アカウントが削除されている場合、サポートセンターや請求ダッシュボードなど一部の画面以外に遷移できなくなるためです。
赤線内のリンクより、サポートケースを起票します。
2. サポートケースの起票
サポートケース起票前に、有効な支払い方法が設定されていることを確認します。(詳細は後述します)
支払い設定が正しくされていることが確認できたら、サポートケースを起票します。
赤線でポイントした内容を選択・入力しながら進めていきます。
サポートケースのタイトルや説明は、アカウントを再開してほしい旨をシンプルに伝えます。
なお、フォームには、メールアドレスなどの機密情報 を入力しない様に注意してください。
ケースの内容を「送信」したら、サポートセンターの Top 画面に遷移し、ケースのステータスが「アサイン待ち」になっていることを確認します。あとは、AWS の担当者の方から連絡があるのを待ちます。
3. アカウント再開後
アカウントが再開されたら、ルートユーザーのメールアドレスやサポートケースに以下の様な連絡がきます。
この状態になれば、マネジメントコンソールへのアクセスができる様になっています。
正常にアカウントが再開されたら、サポートケースの評価およびケースの「解決」も忘れずに行いましょう。
もし、何らかの問題が発生した場合は、サポートケースから担当者の方へ連絡しましょう。
注意点
アカウントを再開できる期間
90日 未満とされています。90日 を超過してしまうと再開できなくなりますので、ご注意ください。
支払い設定の確認
サポートケースを起票する前に、デフォルトの支払い設定がされていることを確認します。
クレジットカードと ACH の支払い方法の管理
コンソール右上の ▼ -> 「請求ダッシュボード」 -> 「お支払い詳細設定」の順で遷移し、
「デフォルトの支払いの詳細設定」に有効な支払い方法が設定されていることを確認します。
AWS リソースの状態
EC2 や RDS、Marketplace で確認事項があります。
詳細は、re:Post の記事を参照ください。
参考資料
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、さまざまな背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社 WEB サイトをご覧ください。